私たちは家族(夫、妻、息子)で移住を検討していますが、やはり「現地の空気をリアルに感じたい!」との思いが強くなり、「庄内での暮らしを検討する会」に参加しました。
時期は1月。もっとも気になる寒さの厳しい季節です。
庄内空港に到着して最初に「日本一女性が働きやすいまちを目指す!」と書かれたポスターが目に入ってきたとき、移住についての不安な気持ちの一部分が払拭されました。
空港から市街地までの一面の雪景色を見て、東北にきたことを実感。冷え込みが厳しく、雪道を歩く過酷さも体験できました。
生活に必要なスーパー、ドラックストア、飲食店などは幹線道路沿いにあります。特に小さい子どもを連れて歩くことは、非常に体力と時間を要するため、車の必要性を感じました。体験当日は、雪で靴が濡れてしまったので、長靴を買うためにタクシーに乗ってイオンまで行きました。車は地元での生活で「足」となっています。
街を歩き酒田の人と触れ合える時間はほんのわずかでしたが、初めて会っても、どこか他人ではないような、そっと手を差し伸べてくれる温かさを感じました。
「庄内での暮らしを検討する会」に参加してみて感じたのは、皆さんそれぞれ移住への考えがありましたが、前向きで建設的であるということ、コミュニティーとコミュニケーションの必要性を強く感じていること、発信力を求めていることです。
地方自治体、地元企業、団体、大学を巻き込んでの取り組みは全国でも珍しく、今後のモデルケースになっていくと思います。
移住がまだまだ自分事と思えていない妻としては、この生活クラブらしいコミュニティーが、移住を検討する際に背中を押してくれるのにこれ以上心強い存在はない、と思っています。
まだ移住を検討し始めた段階ですが、この会に参加することで移住について具体的に考えることが出来るようになってきました。
家族での移住には、いろいろなクリアすべき条件があることも理解できましたし、それをひとつひとつ楽しみながら取り組んでいきたいと思っています。
移住の候補として考えている地域はいくつかありますが、今後も「庄内での暮らしを検討する会」に参加しつつ、酒田市移住も候補として検討していきます。