家族4人で移住して4年目〜自己紹介を兼ねて
伊藤秀和コラム
みなさん、はじめまして。
庄内に移住して4年目となります、伊藤秀和です。
今回よりこちらのコラムを連載させて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します。
初回となる今回は自己紹介として、恐縮ですが私のことについてお話させて頂ければと思います。
私は、神奈川県生まれ。3年前の2018年5月に酒田市のお隣町、三川町地域おこし協力隊として、妻娘息子と一緒に家族4人で庄内・三川町に移住をしました。
地域おこし協力隊として3年間の任期を終えて、現在は酒田市で私の父と母と一緒に三世代同居で1つ屋根の下で暮らしています。
これまでは、酒田というと子どもの頃におじいちゃんちとして年1回きていた場所。
その頃は特にすることもなく、こちらに友人がいるわけでもなく、広々とした田んぼが広がる景色を見ながら、退屈に過ごしていました。
「やることがない・・・・」
子どもの頃にはそんな風に思っていた田舎暮らしですが、仕事に忙殺された社会人生活10年を経てきた庄内は自然豊かでゆったりとした時間の流れに身を任せて、庄内ならではの時間の流れ・・・いわゆる「ゆる~ぐ」過ごす時の流れは人の気持ちもやさしくさせてくれます。
また、晴れた日は鳥海山の山肌がくっきりと見えた日はとても爽快な気持ちになります。玄関の扉をあけ、外に出るとそこに山があるという、なんとも贅沢な環境。
食文化も豊かで、春の時期の山菜。春のフキノトウからはじまり、タラの芽、ウド、ミズ、こごみ、わらびなど、大人になってから口にすると、その独特のほろ苦さがたまらなくクセになり、春は山菜の天ぷらばかりを食べてました。
山菜は天ぷらが一番!苦味がとんで、ちょうどよい味に。
料理本を読んでミズのたたきにチャレンジしてみたものの・・・
失敗してしまった「ミズのおひたし」どんなに失敗しても鮮度抜群でおいしい。
孟宗汁(もうそうじる)も、庄内に来てから知りました。こちらも時期になるとカラダに入れておきたくなるものの1つです。
山菜ではありませんが、食べれる菜ばな「キラリボシ」うどんの脇に添えて暑い日にはさっぱりとして、その日の朝に採れたものを食べれるという贅沢な食卓。
食べれる菜ばな「キラリボシ」の天ぷらとウインナー。キラリボシは天ぷらにすると甘さが引き立つと聞いてやってみると、その前評判どおりでした。
「今日はどんな山菜が出てるかな・・・」
と、地元の産直に行くのが楽しみです。
最近はだんだんその種類も少なくなっているので、少し寂しい気持ちになります。
庄内に来て3年。その食材の旬な時期になるとカラダが勝手欲してくるようになりました。
さあ、次は何を食べようか。