庄内暮らしプロジェクト

多世代共生の福祉コミュニティづくりをめざして

超高齢社会の中、だれもが自分らしく最期まで安心して暮らせる、都会を離れて地方で働きながら暮らす、そんな多世代共生の福祉コミュニティづくりが喫緊の課題になっています。そこで、ライフスタイルに合わせて自分らしい多様な暮らし方を意志ある人が集まってつくる「参加型福祉コミュニティ」を山形県・庄内地方で展開していきます。

生活クラブに馴染みの深い「山形県・庄内地方」で暮らす

組合員の大半が都市生活者ですが、老後の生活の場を地方でと考えたり、自然環境の豊かな地域で子育てをイメージする人がいます。この組合員のニーズに応える動きが、介護が必要になってからではなく、元気なうちに移住、まちづくりへの参加、働き、社会に貢献する暮らし方、住まい方への提案です。

その場を、生活クラブ組合員にとっては馴染みの深い「山形県・庄内地方」と考えました。

移住先が知らない土地ではなく、豚肉・加工肉の生産者である平田牧場やお米の生産地遊佐町のある庄内地域であれば、第2の故郷ともいえ、疎外感やコミュニティの喪失感を持つことなく暮らせます。都市部に比べて生活コストの低減も期待できるというメリットも考えられるのです。

庄内で展開する「参加型福祉コミュニティ」併設機能と事業主体の例

庄内協議会

庄内協議会は、生活クラブの提携産地として長い歴史をもつ山形県庄内地方の12の生産者で形成している産地協議会です。本協議会は、生活クラブが2015年策定した「第6次連合事業中期計画」(2015~2019年)の中で、グループ共有のビジョンとして「FEC自給圏づくり」が掲げられ、主産地に「産地協議会」設置を提案、これを受けて庄内エリアで「庄内協議会」準備会として2015年発足しました。