「私たちの“食の故郷”庄内地方で暮らす」その1

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高齢期の暮らし方、あなたはいつ考えますか?

老い支度、気づいた時がはじめる時!

65歳になると高齢者の仲間入りです。いわゆる老後をどこで、誰と、どう暮らし、どのような最期を迎えたいかなど、自分の後半生の「生活設計」を考えるのはいつなのでしょう。「自分がした親の介護の経験を子どもたちにさせたくない」、「ひとり生活になり夜が不安」、「子どもが近くにいないのでいざという時に心配」などをきっかけに、老い支度を考え始める人が多いようです。

高齢期の暮らしを考えるために必要な要素は「ひと・もの・かね」といわれています。

まず、「ひと」を考えてみると、歳を重ね、身の回りのことが自分でできなくなるほど、人とのつながり、言葉の力が求められます。お互いの違いを受け入れ、それでいて気持ちが分かり合える人が近くにいるでしょうか。家族や親族だけに頼るのではなく、信頼できる関係が育まれたコミュニティが求められます。

そうした地域コミュニティは誰かから与えられるものではなく、自分からすすんで加わったり、自ら作り上げていくものです。たとえ地域の医療や介護のしくみができていても、周りの人たちとよい関係をもっていなければ、そのサポートを十分に受けることができないこともあります。また、身体が不自由になってからでは、不自由さを解消する対策が優先され、自分が望むものとは違う場合も起こってきます。

高齢期の住まい、ライフスタイルに合う多様な選択肢を!

これまで、生活クラブが地域福祉として進めてきた「住み慣れた地域で安心して暮らす」に加え、生活クラブの提携生産地とタイアップし、「地方に引っ越して暮らす」というもう1つのライフスタイルの検討が始まっています。

山形県酒田市で展開する「庄内の福祉コミュニティ構想」では、自分にあった暮らしを多様な選択肢から選び、新しいコミュニティを作り出していきます。

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